「あっちにいけ」は?

学校にお迎え時、プールから嬌声が聞こえてきました。

プールの後のやや気だるい感じで来るお子さん、まだ濡れた髪で気分が上がったまま元気に来てくれるお子さん。

一人一人体力や心の状態はちがうので、来所時のお子さんの様子をサポーターはいつも意識しています。

 

今日一番早く来たお子さんは、先に宿題を済ませたかったようです。

プリントのなぞり書きをていねいにしているなあと感心していたら、計算カードも取り出して頑張っていました。

 

おもちゃの傍らに一粒のプチトマト。学校の畑で収穫したようです。

自由時間の「まぜて」「いいよ」の会話も、自然にできていることが多くなったみんな。

遊びの中でかかわりが増える一方で、おもちゃの取り合いや遊びのルールで、少しけんかになってしまうこともあります。

先週「ふわふわことばとちくちくことば」を用いた活動をして、やはり今の皆さんに必要な学習だと私たちも実感し、今日は「的当て」をしながらおさらいです。

フリスビーやカラーボールには「ありがとう」「うざい」等、言葉が貼ってあります。

「ちくちく」か「ふわふわ」か、それぞれの的をめがけて投げ入れてみましょう。

貼られた言葉を一つひとつ確認し、正確に投げてくれました。

暑さのためか、疲れがあって参加できなかったお子さんもいました。また今度挑戦してくれたらうれしいです。

さあ、おやつです。

まがりせんべい、餅太郎、コアラのマーチ、カルパス

 

的当ての最後のミッションで、ちょっと難しい問題も出しました。

【「うるさい」「あっちにいけ」を、「ふわふわことば」で言ってみよう】

答えはひとつではありません。

『「あっちにいけ」は・・「一緒に遊ぼう?』

柔軟な発想で誰より早く即答してくれたAくん。どうもありがとう!

いざその場面になると素直に言葉が出なかったり、先に手が出てしまったり、うまくいかないこともあります。

それでも相手の気持ちを考えられる優しさをみんな持ち合わせているから、今後も皆で学んでいきましょう。

学校でもおうちでも、「ふわふわことば」をたくさん使ってみてね。

 

文責 長沼

仙台 放課後等デイサービス リッキー西多賀