さみしい気持ちを抱えて
12人のお子さんたちの熱気で、今日も窓ガラスがくもる一日となりました。
活動は手遊び「カレーライスのうた」から。
続いて宝探し。あちこちに隠されたお宝カードをゲーム感覚で探すのはみんな大好き。
最後の一枚まで目を輝かせて探してくれました。
一枚のカードを複数のお子さんが同時に発見したとき、「ぼくが見つけたんだよ!」と言い争いになる場面もありました。
そんなときはまだ一枚も持っていないお子さんに譲ったり、年下のお子さんに譲ったり。
お子さん同士の思いやりで、けんかになる前に解決できていました。
おやつは
ミニゼリー、カルシウムせんべい、おかき2種
みんなが着席し「いただきます」の号令を出す係は、お子さんにお願いしています。
おなかがすいていても、みんな揃うまでちょっと待っててね。
個別課題の時間に折り紙の切り紙にチャレンジしてくれたお子さん。
折り紙の裏表、ラインや角を合わせること。
見本を見て確かめて、「あれ?合ってますか?」と確かめながら。
最後にハサミで切ってできたものは
桜でした!
「もう1回やってみる~」と3回作ってくれた男の子もいました。
リッキーにはもうすぐ卒業を迎えるお子さんや、在校生として卒業式の練習に参加するお子さんもいます。
今日、ある中学校にお迎えに行きました。5、6時限目に卒業生や先生を交えたイベントがあったそうで、「仲良しの先輩が卒業するの、さみしいの」と打ち明けてくれた女の子がいました。
不安定な感情のままリッキーに来てくれただけでもナイスファイトなのに、自分で気持ちを切り替え、活動も宿題も黙々と行っていました。
学校は楽しいことばかりではなく、つらいこと、我慢をしないといけない場面もたくさん経験していると思います。
大人が思う以上にいろんな気持ちで揺れ動いているようです。
私たちもどんな声がけで寄り添えばお子さんのために本当のサポートができるのか、考え続けていきたいです。
文責 長沼
仙台 放課後等デイサービス リッキー西多賀