とれるかな?よーく見てね
サポーターの長沼です。
今日は上から落ちてくるひもを手で握りしめてキャッチする、という反射神経を向上させる運動をしました。
落下する速度に手の開閉が追い付かずはじめはうまくつかめませんでしたが、
ひもを落とすサポーターのほうも落とし方を調整しながら、
視線が上(ひも)に向いてから「せーの!」と声掛けをしてから落としたり、
手に触れそうな位置から落としたり、落とすのではなく降ろしたりしました。
うまくひもをとれたときはぱっと輝く笑顔がみられました。
次に床にペットボトルを置いて、高めの位置から割り箸を落とし、ペットボトルの注ぎ口に入れる遊びもしました。
高い位置から入れるのは難しく、「入れる」のがメインになりました。
ペットボトルの底に割り箸があたるとコトンといい音がして、
「次は○本入れる!」と一気に全部入れようとしてみたり、1本ずつ入れたり、
3本くらいつかんで落としてみたり、と楽しんでいました。
さて、小腹がすいたあたりでクッキング。
「ポテトサラダのサンドイッチ」をつくりました。
ポテトサラダに刻んだゆでたまごを混ぜ、食パンに挟む、というお手軽サンドです。
市販されているポテトサラダにゆで卵を混ぜることで栄養価も上がり、味も一層おいしくなります。
好みでマヨネーズを足して、まぜまぜ…。
最後に包丁で好みの大きさにカットして完成させました。
今回は食パンのカットで包丁を1人2回使いました。
1回目は四角い状態の食パンのカットなので切りやすいですが、
2回目はポテトサラダが挟んであり、
すでに1/2にカットされているので神経を集中させてカットする必要があります。
お子さんたちも扱いにくいながら集中して切っていました。
1/4にカットしたり三角にカットしたり別々に食べたり、とそれぞれの好みの形で完成させていました。
文責:長沼
STよりひとこと
今日はひもをつかむという活動を行いました。
目で追う、ひもをつかむためにかなり集中力が必要になります。
ひもをつかみたい!という気持ちは強いけれどなかなかうまくつかめないお子さんもいて、
「悔しい!」という気持ちを全身で表現していました。
そのときにはまず「つかめた!」という気持ちを味わってもらいます。
本来はひもが落下してきたらつかむものですが、サポーターが手を離さず、ひもを降ろしていき、
タイミングよく手を握る。
これだけでも十分に視覚(むしろ降りてくるものを目で追うので、
追視するのにとても良いです)や触覚刺激を入力してあげることができるんです。
その時のお子さんの笑顔! 最高でした。
今度行うときはひもを長くしたり、落とすものを太くしたりして、よりつかみやすいもので、
「落ちた!」「とった!」をより意識しやすいような素材を提供していきたいです。